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2025年 年頭のご挨拶     公益社団法人滋賀労働基準協会 会長 有森 淳三

 新年あけましておめでとうございます。
旧年中は滋賀労働基準協会の事業運営にあたり、関係行政機関、諸団体ならびに会員事業所の皆様に、多大なるご理解とご協力を賜り、誠に有難うございました。 当協会の活動が大きな問題もなく遂行出来ましたこと、これもひとえに皆様方のご支援の賜物と考えております。本年も引き続きご協力を頂きますようよろしくお願い申し上げます。

 さて、今年は関西万博が4月13日に開幕し、滋賀県では、「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ2025」が9月28日から始まります。 さらに、全国産業安全衛生大会in大阪・近畿が9月10日から開催されます。近畿地方及び滋賀県にとっては、非常に盛り上がる、慌ただしい一年になりそうです。

一方、経営を取り巻く環境は、労働力不足や物価上昇・円安の影響が懸念されるところです。

 そうした中、労働災害がなかなか減少しません。特に、高年齢労働者の腰痛や転倒災害が増加しています。今後ますます働く人の高齢化が進むと思われますので、それに対応した取り組みを早急に行う必要があると思います。 個人差はありますが、いくら元気であっても、体力や感覚は確実に衰えますので、段差の解消や手すりの設置、作業内容の見直しなど高齢者に合わせた作業環境の整備が必要です。 さらに、製造業においては、依然としてはさまれ・巻き込まれ災害が多発しています。主に、非定常作業での発生かと思われますが、非定常時作業こそ対応方法や作業手順の整備・遵守が望まれるところです。

 滋賀労働局が推進する第14次労働災害防止推進計画は今年が中間年となります。企業にとって働く人ひとり一人が貴重な人材です。一人の被災者も出さないという基本的な理念を新年にあたって再確認し、 労働災害・疾病の減少に取り組んで頂きたいと思いますし、当協会もこれまで以上に皆様方のお役に立てるよう努力してまいりたいと考えておりますので、より良い事業運営に向けて、あらためて関係各位のご支援を賜りますようお願いする次第です。

 最後になりましたが、会員事業所の皆様や関係行政機関、諸団体のますますのご発展を祈念致しまして年頭のご挨拶とさせていただきます。